「BA.5対策強化宣言」について
令和4年8月24日 「BA.5対策強化宣言」が発出されました
新規陽性者数が過去最多を更新し、過去に例のない極めて深刻な感染状況となっています。
全国的には一部の地域で新規陽性者はピークを越えつつあるとの予測もありますが、医療提供体制への負荷は新規陽性者数のピークから遅れて増大することから、今がまさに、「救える命を救うことができない事態を避ける」ための正念場であると考えます。
このため「医療非常事態宣言」に加え、本日から9月4日までを期限として、全県に「BA.5対策強化宣言」を発出し対策を強化します。
確保病床使用率と新規陽性者数を減少に転じさせるため
1、病床使用率の抑制(ワクチン接種の一層の促進、確保病床等の更なる拡充、早期転院・退院の促進、高齢者施設等における感染拡大防止、新たな宿泊療養施設の開設と入所基準の切替)
2、外来診療の負担軽減(自宅での健康観察の検討依頼、自己検査の活用促進、若年軽症者登録センターの拡充、診療・検査医療機関等を増やすための要請、みなし陽性の導入、受診・相談センターの拡充、事業所等への要請)を行います。
「BA.5対策強化宣言」を発出します (PDFファイル: 307.3KB)
「BA.5対策強化宣言」発出にあたってのお願い
令和4年8⽉24⽇
◆8⽉8⽇の「医療非常事態宣⾔」発出後も確保病床使⽤率が上昇しており、 ⾝近な地域の医療機関に⼊院できないケースも発⽣しています。
◆感染や陽性者との濃厚接触による医療スタッフの⽋勤が増加しているほか、 高齢者施設における集団的感染の発⽣の継続により、介護が必要な高齢者が ⼊院するケースが増加しており、⼀部の医療機関では、患者の受⼊れを制約 せざるを得ない状況です。
⇒本県の医療提供体制はひっ迫した状態です。 医療の負荷を下げ、真に医療が必要な⽅(新型コロナ以外も含めて)を守ることにご協⼒をお願いいたします。
今がまさに、「救える命を救うことができない事態」を避けるための正念場です。
このため、全県に「BA.5対策強化宣言」 (9月4日まで)を発出します。
1 「これ以上⼊院患者を増やさない」ことにご協⼒ください
●重症化リスクが高い方及びその同居者・⾝近で接する方は、感染リスクが高い場⾯・場所を避け、最⼤限慎重な行動をお願いします。
●重症化リスクが高い方は4回目までのワクチン接種を、 同居のご家族は3回目までのワクチン接種の積極的検討をお願いします。
2 「外来診療の負担軽減」にご協⼒ください
●重症化リスクが低い方も感染リスクが高い場⾯をできるだけ避け、感染しない、させないよう、改めて基本に⽴ち返り、感染防⽌対策の徹底をお願いします。また、軽症の場合にはあわてて医療機関を受診しないでください。
●20〜40代の方は、若年軽症者登録センターを積極的に活⽤してください。
●医療機関を受診する場合にもできるだけ検査キットで⾃⼰検査をお願いします。
●休⽇夜間の受診はできるだけ控えてください。救急外来及び救急⾞の利⽤は、真に必要な場合としてください。
●重症化リスクが低い方も感染拡⼤防⽌の観点からワクチン接種の検討をお願いします。
3 事業者の皆様へのお願い
●事業所においては、休みやすい環境づくりやリモートワークの活⽤など、感染拡⼤防⽌に最⼤限のご協⼒をお願いします。
●イベントの開催にあたっては、人と人との間隔の確保、屋内での換気、飲食を伴う場合は飲食店に求められる感染防⽌策等を踏まえた⼗分な対策を⾏うことなどの感染対策を改めて徹底してください。なお、⼗分な対策が困難な場合には、中⽌又は延期の検討をお願いします。
(重症化リスクが低く、かつ、症状が軽い方へ)
まずは検査キットによる自己検査をご検討ください。
陽性の場合
20代~40代の方は、若年軽症者登録センターにオンラインで登録してください。その他の年代の方は、平日の昼間にかかりつけ医等へ相談の上、受診をお願いします。
陰性の場合
偽陰性の可能性もあるので、症状がある間はできるだけ仕事を休むなど外出を控えてください。症状が軽快しても発症から1週間程度は他者に感染させないような行動をお願いします。
検査キットが入手できない場合にもあわてて受診するのではなく、症状に応じて総合感冒薬等を服用して様子を見ていただき、症状が悪化する等の場合にかかりつけ医等へ相談の上、受診していただくようお願いします。
(陽性者の増加を防ぐために)
ワクチン接種は感染拡大の防止につながります。3回目接種率は、50代以上では8割を超えている一方、20、30代は5割、10代は4割ほどです。若い世代やお子様も含めて、ワクチン接種を改めてご検討ください。
体調が少しでも悪い場合には、まずは外出を控えていただくことを徹底してください。
会食、旅行の際は対策の徹底をお願いします。
・マスク会食や黙食を行うとともに、大声での会話や長時間のお店の利用を控え、感染対策が十分でない場合には大人数での飲食を避けてください。
・感染リスクが高い行動は控えるとともに、訪問先の都道府県等からの呼びかけに沿って行動してください。
⇒ 重症化リスクが高い方及びその同居者・身近で接する方は、特にご注意を