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村長室から

南相木村の昔話

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おみかの滝

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むかし昔、和田のある家に「おみか」という気立てのやさしい美しい娘が嫁いできました。ところが、姑はおみかが嫁入りのときに持参した着物が欲しくなり、だんだんおみかがうとましくなりました。
ある日、欲に目がくらんだ姑は、おみかを滝の不動様を拝みに連れていき、「ほらっ、あそこに不動様が」といって、おみかに滝つぼをのぞかせ、つき落としてしまいました。
しかし、姑は帰りがけに寄った家で奇妙な光景を目にしました。それは、煮え立つ鉄瓶の中からどじょうがするすると自在鉤をのぼり始めたのです。「おみかのたたりだ!」と悟った姑は、滝の近くにほこらを建て、おみかの霊をまつりました。それ以来この滝を【おみかの滝】と呼ぶようになったということです。

弘 法 岩 (こうぼういわ)

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大師に弘法大師の石像がまつられた岩山があり【弘法岩】と呼ばれていました。昔、ある部落に悪疫が流行したとき、この弘法様を借りていって祈ると、すぐに病気は治りました。しかし、弘法様はそのまま帰されず、道端に置かれていました。その後、村人が弘法様の松の大木を切ろうとすると、血が流れ出し「これはきっと弘法様が宿られたにちがいない」と思い【弘法の松】と呼んで崇めたという事です。
(諸説があり明確な位置が特定されていません。写真は有力なものなっています)

立 岩 伝 説 (たていわでんせつ)

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加佐区の南に高さ60m幅10mの【立岩】があります。この岩には3等分したような線が入っており、遠い昔、鬼が3回に分けて運んできて積み重ねたと言われています。

七 人 塚 (しちにんづか)

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立岩の近くに【七人塚】があります。その昔、七人の行者が泊まった宿で「もてなしが悪い」と文句をいって、畳をズタズタにして逃げてしまいました。怒り狂った主人は、後を追いかけて七人を切り殺してしまいました。

大 鰭 峠 (おおひれとうげ)

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昔、北相木村の三滝山に住んでいたイワナが成長し龍となった。大きくなった龍は三滝山が手狭になり、諏訪湖へ行こうと思ってこの峠で休んだとき、松に引っかかり「ひれ」を落としていった。そこで【大鰭峠】と名がついたという。

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